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防潮林とは

 
○防潮林の機能

防潮林は、沿岸部の住民を津波・高潮・飛砂・潮風などから守る、海岸沿いの林です。
一般的に、主な効果として以下6つが挙げられています。


1. 飛砂の発生を抑え、砂丘の移動を防ぐ 

2. 背後地の道路や農地への防風効果

3. 津波被害の軽減 

4. 漁場の育成 

5. レクリエーションの場の提

6. 生物多様性の醸成

 

○東日本大震災前後の防潮林

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これは、亘理町大畑浜・吉田浜の東日本大震災の前後における比較写真です。幅250m × 縦4kmにわたって、クロマツを中心に山桜やけやき等の広葉樹も含め、約100万本以上の樹木がうえられていました。防潮林は、内陸部への飛砂を防ぐことから、後背地でのいちごのビニールハウスでの露地栽培や田畑での農作業を可能にしていました。また、特に夏、海から陸に吹く潮風の露地栽培への影響を、防潮林は軽減していたとも言われています。

 

○地域の生活に根ざしていた防潮林


防潮林は、長く、その土地の人に根ざした、生活の一部でした。

• 子供の頃に、実際に植樹をしたんだよ

•  よく松林で松露や松茸を取りにいったなぁ

• 松林が無くなってから、鳥の声が聞こえなくなってしまったのが悲しいね。
  もう一度、鳥の声が聞ける賑やかな沿岸部にするお手伝いをさせて下さい

• 防潮林が無くなって風が強くなったから、農作業をするのも前より一苦労だよ。
  前はこんなに風は強くなかったよ


私達は、ひとりひとりの防潮林への思い出を紡ぎながら、地域の生活に根ざした、みんなに愛される防潮林をもう一度つくりたいと思っています。


参考

吉崎真司(2011)海岸林の機能と津波に対する樹木の応答について

東日本大震災に係る海岸防災林の再生に関する検討会(2012)今後にける海岸防災林の再生について
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tisan/tisan/pdf/kaiganbousairinsaisyuuhoukoku.pdf

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